トヨタ自動車 工場 稼働停止 2月5日まで延長 再開見通し立たず

豊田自動織機が生産したエンジンの認証取得の不正で、トヨタ自動車は国内4つの自動車工場の6つの生産ラインで行っている稼働の停止を2月5日まで延長することを明らかにしました。

トヨタグループの「豊田自動織機」は自動車用のディーゼルエンジン3機種で、認証手続きに必要な出力試験の違反行為が見つかり、国土交通省は1月29日、不正が見つかったエンジンの出荷の停止を指示しました。

このエンジンの供給を受けるトヨタ自動車は国内向けの6車種を含む合わせて10車種の出荷を停止し、国内の4つの工場の6つの生産ラインの稼働を停止しています。

トヨタは1日午後、この稼働の停止を2月5日まで延長することを明らかにしました。

引き続き稼働を停止するのは「トヨタ車体」の愛知県刈谷市にある富士松工場、三重県いなべ市にあるいなべ工場、愛知県豊田市にある吉原工場、「岐阜車体工業」の岐阜県各務原市にある工場の合わせて6つの生産ラインです。

トヨタは現時点で稼働再開の見通しは立っていないとしていて、6日以降の稼働については5日午後に決めるとしています。