航空自衛隊 C2輸送機が飛行中に窓開き 新潟空港に緊急着陸

9日夕方、航空自衛隊の輸送機が飛行中に操縦席にあるスライド式の窓が突然開き、新潟空港に緊急着陸しました。これまでのところ落下物やけが人の情報はないということで、航空自衛隊が原因を調べています。

航空自衛隊によりますと、9日午後4時59分ごろ、埼玉県の入間基地に所属するC2輸送機が飛行中に操縦席にあるスライド式の窓が突然開き、午後5時17分に新潟空港に緊急着陸しました。

当時、隊員8人が乗っていましたがいずれもけがはなく、落下物の情報も確認されていないとしています。

輸送機は入間基地を離陸したあと、上空で訓練中に窓が開いたということで、航空自衛隊が原因を調べています。

この緊急着陸で新潟空港は一時、滑走路の使用を停止しましたが、午後5時20分に運用を再開したということです。

自衛隊機をめぐっては8日も千葉県にある海上自衛隊の航空基地で、哨戒機1機が着陸した際に滑走路を逸脱して停止したほか、4月には海上自衛隊の哨戒ヘリコプター2機が訓練中に衝突して墜落する事故が起きています。

NHKのヘリコプターで新潟空港を撮影した映像では、航空自衛隊のC2輸送機が止まっている様子が確認できます。

輸送機の操縦席付近にある左側の窓がないように見えます。現場では、関係者が機体の周囲に集まっている様子も確認できます。

相次ぐ自衛隊機のトラブル

自衛隊機をめぐっては8日も千葉県にある海上自衛隊の航空基地で、哨戒機1機が着陸した際に滑走路を逸脱して停止したほか、4月には海上自衛隊の哨戒ヘリコプター2機が訓練中に衝突して墜落する事故が起きています。